週に1度の重度訪問介護ヘルパー仕事の日。ムスメを園に送ってからそのまま電車に乗って移動。道中、アインシュタインとフロイトの往復書簡『ひとはなぜ戦争をするのか』を再読(1往復目の途中)。駅に着いてからお家に行くまで、ちょっと時間があったのでホームの椅子でカタカタと日記を書いてアップした。
夜勤の人と交代してそのままいつものように、働き、語り、共に過ごす。今日も時間の大半は彼のエッセイ執筆のお手伝い。彼が考え、言葉にし、それを僕が打ち込み、時に意見を求められ、ディスカッションをし、じっくり、しかし毎週少しずつ着実に、進んでいく。タイピングを止めて、紙とペンを出して書き出して整理する、といういつもと違う手順をこの日は行ってみて、それもまた良かった。楽しみだ。
昼食時に一緒に見た古畑任三郎おもしろかったな。
じたばた動かない。居直る。一つ一つやる。
エヴァで梶さんが、明日世界が滅ぶとしてもスイカに水をやるみたいなことをシンジに言うシーンが好きで、カフェやバーといった場が変わらず「開いている」というのは、そういうことだ、たぶん。
家に帰ってから、猛烈な眠気に襲われたので、ツマとムスメに宣言して仮眠を取った。二人で先に晩ごはんを食べてもらい、ツマが食べ終わって仕事の続きをするタイミングで起きてバトンタッチ。ムスメはYouTube観ながらのんびり食べてる。僕ものんびり食べる。
寝る前にガンダムチャンネルで無料公開中のターンエーガンダム第8話「ローラの牛」を観た。この話はほんとにすごいんだ。ガンダムにおける『この世界の片隅に』的エピソードの最たるもので、地球に降りてきたムーンレイスと、その圧倒的な武力に脅かされた地球人側、詳細は省くが外交的交渉で一時休戦中の状況での話。ムーンレイス側にも戦闘に直接参加しない民間人がいる(「帰還民」として軍の降下に先立って地球に定住していた人々)。この話に出てくるクーエン氏もその一人で。軍からの供給が不十分ななか、家族を養うために仕事や食料が必要で、子どもも泣いており、そうはいっても街を焼かれ家族を失った地球人たちの憎悪の対象となり、助けを求めることもできず、途方に暮れる。戦争の道具であるガンダムを操縦するロランは(彼は地球側の組織に所属しているが、数年前に降下してきたムーンレイスでもある)、クーエン氏や仲間たちと共に空襲によって飼い主不在となった集落の牧舎を訪ね、牛やら豚やらと奮闘し、ガンダムの胸ポケット(そこには本来ミサイルが入る)に牛さんをそ~っと収納し(立ち去るときに、クーエン氏は、これでどうか、ご勘弁をと、誰もいない家のポストにお金を入れる)、クーエン氏の家族の元へ連れて行く。30分弱の映像の中、一つ一つのやり取り、表情、情景、音楽、挙動、欠けていい部分がなく、胸が満たされる。良かった。
寝室に行って、電気を少し落として、平川克美『共有地をつくる わたしの「実践私有批判」』を少し読んだ。色々とヒントをもらえそうな本だ。