「冬季うつってあるじゃん、それの夏版みたいな状態だったんだな、俺は。夏季うつだ、夏季うつ」
と、リビングに寝転がりながらぼやいてみたら、
「それはね、ただのうつだよ」
とツマに返された。正しい。ツマの言うことはだいたいいつも正しい。
インタビューという「仕事」
それは、考えると同時に味わうことであり、確かめると同時に驚くことでもある。
Read more子どもたちの時間 2024/09/25
カラスの学校
Read more台風と「日常」 2024/08/30
「いつも通り」の日常は薄氷の上で成り立っている。
Read more書こうとしない
スポーツをする人がストレッチをするように、ピアノを弾く人が指ならしをするように、ものを書くことも身体運動なのだから当然、なんらかの準備体操をした方が良いだろう。
Read more立岩先生のこと
立岩先生は自分でもたくさん書く人だったが、歴史を遡って書くべきことを書き記していくには到底一人では間に合わないこともよく分かっていたからからこそ、後進の教育と、数多の資料のアーカイブ(それは仕事を引き継ぐ誰かが現れたときの結節点・参照点となる)に力を入れてきたのだろう。
Read more喪失の指差し確認 2024/07/18
「中年」のはじまりはいつかというと、人生において、増えるもの、得るものよりも、減るもの、失うものの存在感が上回ったときなのかもしれない。
Read more透明人間の輪郭 2024/07/04
僕がどれだけ役に立てているかはわからないが、起業家たちが、出会うべき人や課題と出会い、手を取り合えるようにと願って伴走している。言葉、対話、物語は、暗闇のなかで自分と相手の「輪郭」を浮かび上がらせる助けになる、かもしれないと思う。
Read moreよちよち歩きの再生 2024/07/02
書かなくても生きていけるのだが、しかし、書かないことで、書く習慣が途切れることで、自分が世界からなにかを感じ取り、世界と関わり、世界と語り合う、動機、アンテナ、関心、視点、発想、言葉、何もかもがじわじわと鈍っていく。
一言で言うと、僕はこの数ヶ月でバカになったのではないかという気がする。出涸らし、である。緩慢な退化。
Read more小川珈琲と父の日 2024年6月16日
朝起きて、夫に近所の小川珈琲にモーニングを食べに行かないかと提案する。スクランブルエッグの載ったプレートが美味しそうで、前々からずっと気になっていたのだ。
Read more暮らしの慣らし 2024/04/09-14
のんびりビール飲んでる場合ではないのだが(たぶん)
Read moreととのわない新年度 2024/04/01-08
腰痛で出鼻をくじかれる
Read more身体で掴む 2024/01/09-01/14
自分の内側にあるものだけで書こうとしない
Read moreクリスマスの夜に希望の話を-2023年12月25日の日記
1週間に1,2日ほどデジタルデバイスから離れて、体を動かしたり青空の下で働いたりしたい。先週ふとそう思った。
Read more「一つ」分の目算 2023/12/18-24
「崖から飛び降りながら飛行機を組み立てる」という、スタートアップ業界で有名なたとえ話がある。
僕がいま書いているもの、書こうとしているであろうものは、なんだろうか。「こういう飛行機」と言葉にできる程度の設計図も、まだない。飛行機ではない可能性が高い。井戸を掘るような行為に近いかもしれない。ただ今はまだ、どこを掘るかも探り探りだ。リソースの調達方法や、そこに働く力の違いはあるが、自分が手を動かさなければつくれないし、のんびり手をこまねいている時間はない(墜落するなり喉が枯れるなりして死んでしまう)ことは同じだ。
Read more