「コトナル」を読んでくださっているみなさま
こんにちは。鈴木悠平です。
色んなきっかけでこのメルマガにご登録してくださった65人の方のメールアドレスを宛先に入れて書いております。
いつもありがとうございます。
先日のだいぶ弱った感じの第4号に続けての第5号です。
配信方法の変更など、このメルマガを含む今後のことについて、いくつかお知らせ・お願い・宣言のようなお手紙です。
読んでいただけると嬉しいです。
1つめ、配信方法を変更します。
次号から、このメールマガジン「コトナル」を、
「theLetter」というサービス経由で配信することにしました。
https://cotnaru-awai.theletter.jp
これまでと変わらないこと
・みなさんの受信箱に直接メールマガジンが届き、メール画面上でお読みいただけます。
変わること
・こちらからの配信メールアドレスが、鈴木悠平<yuhei.suzuki@awai.jp.net>から、閒 あわい <cotnaru-awai@theletter.jp>に変わります。
・過去記事をtheLetterのブラウザ上でも読むことができます(これまで閒のWebサイトにアーカイブした分も追って転載予定です)
・見出しやテキスト、リストや画像など、これまでよりもう少し読みやすいレイアウト・デザインにしていきたいと思います(少しずつ)
・読者の方がご自身で直接「配信停止」作業を行えます(メールの末尾に配信停止ボタンが自動で出てきます)
Googleフォームや個別連絡でみなさんにいただいたメールアドレスを、次号配信までに私の方でtheLetterの配信リストに登録しようと思いますが(その方がお手間でないと思うので)、もしこのタイミングで配信停止希望される方がおられましたらご連絡ください。もちろん、上記のURLをクリックしてメールアドレスをご自身でご登録いただいてもけっこうです。
※登録前に、私からみなさんに別途個別でご連絡差し上げます。
創刊のステートメントhttps://awai.jp.net/blog/letter00 にこんなことを書きました。
“固有の身体を持つ私たちが、異なり合いながら重なり合う、小さく新しく多様でありながら広く旧く普遍である、閒-あわい-が掬って紡ごうとしているのはそんな物語だ。
個別的で具体的なそれぞれの身体と足場から、生活を創造しようとしている人たちに、またそうした一人ひとりの生活を支え、拡げ、彩り、結び、繋げようとする事業/研究/芸術に取り組む人たちと、共にありたいと思う。
海の底で生まれた新しい島が海面を抜けて人々に姿を見せるまでにはそれなりの年月を要するが、創造のプロセスはそのずっと前から始まっている。
もとより全てを書き記すことはできないし、水面下の蠢きをみんながみんな知る必要もないのだが、そのプロセスの一部でも開き分かち合うことでまた新しい物語が生まれるかもしれないし、面白がってくれる人はいるだろうし、少なくとも僕自身がそういう書き物の場とリズムを必要としているので、とりあえず月に一回、書いて放流する、ということを始めようと思う。これを書いているのが2023年の5月11日、今月末からスタートします。”
何かすでに完成したもの(商品・サービス・作品・論文etc.)ではなく、むしろそこに至る試行錯誤のプロセスを分かち合うことが、一人ひとりが「生活を創造する」契機・触媒・参考となり得るかもしれない。それは、日頃のチャット・メッセージアプリでのやり取り、ふとSNSを開いた時に目に入るお互いの近況投稿とは別に、「メールマガジン」という、一人ひとりの受信箱に直接届き、ある程度まとまった分量で、かつ、一人ひとりが自分のタイミング・関心に応じて味わえる媒体が適しているのではないか。そう考えて始めたのがこのメルマガです。
ただ、コンセプトや方向性は見えているものの、実際にどんな内容を、どの程度の分量や頻度で、どのようにお届けしていけるか見えない部分が大きかったので(実際、今も手探りです)、上記のステートメントをFacebookに書いたときに、「読みたい」「送って」と言ってくださった方、何か別の用事でのやり取りや、お久しぶりのご連絡をしたときに、僕から「良かったらメルマガ始めるので送っていいですか」とお声がけした方、共通の友人から閒やコトナルの話を聞いて興味を持ってくださった方、など、不特定多数に向けてではなく、僕がお世話になっている方とそのお知り合いに向けて、まずはメール本文ベタ打ちBcc手動配信でお送りしてきた次第です。
このご時世に手づくり感があってかえって新鮮、という感想もいただきましたが、とはいえ、なにかの拍子に間違えてToで一斉送信してしまっては大変です…
配信サービスとしてプライバシーポリシー(https://lp.theletter.jp/privacy)や利用規約(https://lp.theletter.jp/terms-subscriber)も定められており、管理画面上で配信設定もできるtheLetterを利用してメールマガジンをお届けした方が、長い目で見ると色んな意味で安心・安全と考えました(閒が自前で配信サービスをつくる体力も現状はないので)。
2つめ、企画・編集をチームで行います。
自分の体調や特性やキャパシティも鑑みるとそれが限度だろうと思って「月に一回」配信としたのですが、結局、5月に上記の「創刊宣言」をしてからようやく8月に配信を始め、その後も月を跨ぎ続け、1.5ヵ月に一回配信ぐらいになってしまいました……。
たぶん現時点では、僕のこの波とか試行錯誤感も含めて見守ってくださっている読者の方がほとんどだと思いますが、ご厚意に甘えてばかりではいられません。とはいえ、一人で抱え込んではますます悪循環に陥ってしまいます。
だから、仲間の力を借りる、このメルマガ運営自体も、対話と協働のなかで行うことにしました。
株式会社としての閒は、鈴木悠平の一人会社で従業員はいないのですが、約3年ほど、クローズドでのオンラインコミュニティを運営しています。それぞれの生活を営みながら、考えたこと、困ったこと、気になること、やってみたいことなどを分かち合い、その一部を、閒のブログや、このメルマガや、本の出版といったかたちで表現・公開してきました。
※近日、人数限定でオンラインコミュニティの新メンバーも募集するかもしれません。どんな場なのか、またこのメルマガでご紹介しますね。
このコミュニティメンバーのなかから数名の有志と僕が、「コトナル編集部」としてメルマガの企画や編集、入稿を分担し、少しずつ、安定的な配信や、みなさんに楽しんでいただける、かつ読みやすいコンテンツを目指していきたいと思います。
みなさんの個人情報(お名前、メールアドレス)はメルマガ配信および、メルマガ配信に伴う閒からの個別のご挨拶・ご連絡や、みなさんから個別にいただいたお問い合わせ・お便りへのご返答にのみ使用し、配信リストは編集部以外がアクセスできないよう責任をもって管理いたします。
3つめ、いち書き手としての僕の挑戦についてです。
昨日、36歳の誕生日を迎えました。前回のメルマガでも少しお伝えしましたが、向こう半年ぐらいは生活の大半を「書く」こと、「作品」をつくることに投じたいと思います。(上記の、メルマガ配信・編集体制の変更も、書き手としての余白をつくるための手立ての一つです)
言葉ばかり過剰で、眼も耳も鼻も手足も甚だ鈍感に、ちぐはぐにしか働かず、それゆえ言葉をたのみとして、どうにかこうにか人や社会を理解して関わろうとしてきました。もちろん35年間、まったく奏功しなかったわけではないけれど、無理が蓄積すると決まって間違えて、それで人を傷つけてしまうことがたくさんありました。自分が経験し、学び、考えたことをこれまでもまったく形にできなかったわけではありません。エッセイやインタビューといったノンフィクション表現、対人支援サービス等を通して、個的な経験を、普遍的な意味、価値、物語に翻訳することも、ある程度はできたと思います。ただ、それでもまだやはり「棘」が残っている、書き切れていないという感覚が消えません。
それが小説になるのか詩になるのか、最終的にどのような形式になってどのように受け取られ評価されるかはわからないけれど、自分が向き合うべきことと向き合い、「語りえなさ」も含めて表現するためには、フィクションしかないと、前々から気づいていたけれど色んな言い訳をもって後回しにしてきました。11月、吃りがひどくなり、ますます身体と頭はうまく働かなくなり、これはいよいよ誤魔化しが効かないところまできたなと感受しました。自分が書くべきことは、ビジネスや学術の言語では表現できない(少なくとも今の自分にはそれらを文芸と器用に両立することができない)のは確かで、結局、書く以外に道はないのだと。
いくつか仕事をご一緒している仲間たちに相談し、助けを求め、おやすみをもらったり、引き継いだりして、荷物を降ろさせてもらいました。大学院の博士課程も休学しました。その分の時間を、「書く」こと、「作品」をつくることに充てたいと思います。原稿用紙に向き合ったり、会うべき人に会いに行ったり、カウンセリングを受けたり、本を読んだり、おおよそ経済的生産性とはかけ離れたことに、ちゃんと集中して向き合わなければならない、しかし今の私には残念ながらその時間・空間を自分でつくって賄うことができないのです。
誕生日にかこつけて、なんとも、情けないやら、ふてぶてしいやら、恥ずかしいやらのお願いなのですが、私が生き直し、あなたと、社会と、繋がり直すために、「今」向き合って書き切らないとどうしても前に進みようがないという確信があり、とにかく「書く」と、決めました。
半年、潜って、「書く」ための、「作品」を完成させるための金銭的支援を、もし、可能な方がおられましたら、ご無理のない範囲で、お願いします。「売れるもの」を書く「保証」はできませんが、応援してくださった方に胸を張って「書けました」と報告できる、それだけの手応えがあるものを書いて、生まれ変わって元気になって戻ってくることを「約束」します。書きます。書くべきことを書くので、応援お願いします。
ご支援振込口座:
三菱UFJ銀行 玉川支店
普通 0808897 株式会社閒
(私が代表取締役を務める、一人だけの会社です。ご支援は上記の目的のために使用します。制作報告・会計報告を必ずします)
メルマガ配信に合わせて無理に上手にまとめようとはせず、書けたり書けなかったり、手書きだったりデジタルだったりすると思いますが、原稿とか日記とか、そのときそのときのタイミングで、にゅるっとお出しできそうなものがあれば、メルマガ読者限定で近況・進捗報告します。
以上、今号は、まとまったコラム的な読み物ではなく、手続き面のご説明とご支援のお願いという内容になってしまいましたが…
試行錯誤を、どうか見守っていただければ幸いです。すぐにはうまくいかないことも含めて、その過程が、何か少しでも、みなさんお一人お一人の生活創造のインスピレーションとなるかもしれない、なれば嬉しいなぁと思いつつ、しかし無理に気負わず、続けていきます。