何か新しい機会や仕事が動き出すときに、以前の仕事を評価してくれてのお声がけであるときはとても嬉しい。もちろん、過去の"当時"に未来への期待や見通しを持って仕事していたわけではないが、後になって評価してもらえる仕事というのは、その当時、その瞬間、関わる相手に対して善く向き合えていたなという仕事である。
きっとそういう仕事は、単に「いい仕事をするぞ」と意識していればできるわけではなく、自分や関わる人たちのエネルギーの使い方、巡り方が心地よいものになるようになっている必要があるのだと思う。
直前になって慌ててみたり、余裕がまったくないときには難しい。個人技だったり関わる人が少ない場合はなんとか乗り切れることもあるが、チームでアウトプットを出す時にはそうはいかない。いざという時にグッとみんなが良い形でエネルギーを出せるように普段から何をしておくか。編集長って組織を編集する仕事なのだと思う。