オット「トマトとヨーグルトが効いててさっぱり味だね」
ツマ「うん、美味しいよ」
オット「これはこれで良いとして、今度はあれだ、ターメリックとか色々使ったスパイシーなやつ作りたい」
ツマ「男の人ってさ、原価高い料理作るよね」
オット「普段料理しない男が急に高まったらそういうことになりますね」
ツマ「だってカレー粉とかルウの倍ぐらい値段するよ。ルウで十分じゃん」
ツマ「ヨーグルトにさ、グラノーラ入れると美味しいんだけど、いっつも歯に詰まるからとても残念」
オット「グラノーラ美味しいけど、あいつらタフだかんな」
ツマ「だからコーンフロスティにするの」
オット「コーンフロスティはでも、すぐふやけんじゃん」
ツマ「あのサクサクからふやふやまでの変化を楽しむのがいいんじゃないですか」
オット「俺はああいうのは、サクサクの間にいかに食べるかみたいな勝負だと思ってて、長崎皿うどんとかも餡の外側のサクサク部分から先に食べる」
ツマ「私は皿うどんはふやけた方が好きだから最初に混ぜちゃう。だって固いままだと歯茎やられるんだもん」
オット「案外攻撃力あるからな、固い時の皿うどん」「コーンフロスティと言えばさ、幼き日の思い出があってね」
ツマ「はあ」
オット「日曜の朝とかにケロッグのシリアルのCMやってるでしょ。あれすごい好きだったわけ。で、最初はコーンフロスティしかなかったんだけど、だんだん商品ラインナップが増えてきてさ、あるときチョコワが登場するわけですよ。トラじゃなくてゾウさんのやつ。めっちゃサクサクして甘くて美味しそうな演出でCMしててさ。うわーこれ美味そうやなぁと思って、悠平少年は食べたくなったわけですよ。で、親にねだって買ってもらったのさ。いつもはコーンフロスティだったんだけど、チョコワをね。もうワクワクしながらチョコワに牛乳注いだわけよ。そしたらね」
ツマ「はあ」
オット「コーンフロスティもびっくりのスピードでふやけやがんの、チョコワ。もうなんかフヤッとしたようわからん食感なわけ。期待値高かっただけに、悠平少年は超ガッカリしちゃって、もう二度とコーンフロスティから浮気はすまいっつって、コーンフロスティに戻ったわけです。という話」
ツマ「お、おう」
#1 「ツマと、夕食: キーマカレーと卵スープ」2017/05/05
上がツマ作、下がオット作
連載中にオットの絵は上達するのか。果たしてぇ。