夫婦の食卓での会話をゆるゆるお送りする本マガジン「ツマと、」ですが、今日はゲストが来てます。
職場の編集部インターン、キム・ユージン。
ユージン「ちょっともうやだー、ケーキ買って来たんだけど電車に忘れちゃってーガン萎えー」
オット「お、おう。買ってくれたのな、ありがとう」
駅まで迎えに行って開口一番これです。
ハタチ。溢れ出る若さ。爆弾娘。
もうなんか話すたびにパワーワード出てくるんだけどパンチが強すぎて会話全体の脈絡作れなくて困るけどとりあえず本日の食卓の様子をお届けします。
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オット「というわけで、我が編集部インターンのユージンです」
ユージン「お邪魔しまーす」
ツマ「うん、本社で目立ってるから認識してる」
オット「こいつ来てからなんか職場の空気変わったわけですよ。やたらとネアカなんですよ」
ユージン「なんかー編集部インターンのティーンたちはいろいろこじらせてるんでー。『キムさんは週イチ会うぐらいで十分』とか言われてますよ」
ツマ「まぁ私の部署で見てた某男子とかね」
オット「まぁたしかにね、ちょっとその辺個別のエピソードは書面では自粛しつつ」
ユージン「でもまぁなんていうか、闇があるからこそ優しさを持てるっていうか?いいんじゃないですかね」
ツマ「いいこと言うねー」
オット「ハタチにしてその達観はなんだ」
ユージン「中野のロータリーで人間模様を見てきたんで。不倫カップルが名残惜しそうに別れる場面とか」
オット「なんだそれ」
ユージン「中野駅は不倫カップルのクロスポイントですから。家族持ちの男性は立川方面のマイホームに帰って、不倫相手の独身OLは東西線に乗って落合とかに帰るんですよ。それか新宿経由で経堂とか」
ツマ「帰る駅の例示が妙にリアル」
ユージン「ゆーへーたんもう遊んじゃダメですよ」
オット「大丈夫、ツマのメシが美味いから。胃袋抑えられてる」
ツマ「ゆーへー何食べても美味いっていうけどね」
ユージン「やだー、ちゃんと味わって食べなきゃダメだよー」
ツマ「味どころか栄養にも無頓着だからね」
オット「納豆と牛乳摂取しておけばだいたいリセットされると思ってる。ラーメン食ったら納豆食え的な。イソフラボンへの信頼」
ツマ「それリセットできてないできない」
ユージン「そうだぞ、万能食材なんてないんだよ。今日の料理は豚肉と緑黄色野菜とネバネバで夏バテ防止メニューだね。ゆりさんに感謝しなよー」
オット「ユージン案外しっかりしてるよなそういうとこ」
というわけで今日のお絵かきにはユージンも参戦。
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ユージン「はー、やっと描けた!」
ツマ「お、上手じゃん」
ユージン「うーん、いやでももうちょっと描き直そうかな」
ツマ「お、こだわるねぇ」
ユージン「ゆーへーたんに編集部で教わったんで。『ギリギリまでクオリティにこだわれ』って」
ツマ「あれあれ?言った本人の今日の絵は…」
オット「ちょっともう今日は無理」
#9 「ツマと、ユージン: 爆弾娘、襲来」2017/08/06
本日の夕げ
・野菜の豚肉巻き
・ポテトサラダ
・ピクルス
左上がオット作(投げやり)、右上がユージン作、下がツマ作。