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私があわいで出逢った、さまざまなひとたちとの活動記録。
あわいの住人にライチという人物がいる。
「心身共に長期的に安定していて、自分のやっていること・やりたいことに意欲を持って取り組めている状態、ですかね。」
閒の友人に「さとみんにとっての健やかさとは?」と問いかけられて咄嗟に出た言葉は、こうだった。
私はとあるメディアでライターをしていたが、何となく不全感に陥っていた。
「書けない」。というより「書きたくない」。そういう思いが先行して、結婚して新居に移ってからほとんどライターとしての仕事ができなくなっていた。
前回の「包丁こわこわ事件」の話から、随分と時間が経ってしまった。その間私は入籍し、引越しをし、役所や銀行を駆け回り、忙しく過ごしていた。その間体調を崩すことも少なくなく、また、書くことからおよそ2ヶ月ほど離れており、なんとなく「書く」ということ自体が難しくなってしまっていて、筆が進まなかった。
あれはいつ頃のことだろうか。ひょんなことから鈴木悠平さんと出会い、そしてこれまたご縁があって悠平さんの主催する閒(あわい)というコミュニティに入ることになった。