夏の宿題

あの世にはデジタルもフィジカルもなく存命中の私たちが訪ねていくことはできないのだが、先にあちらに行かれた方々がこちらに残していったいろんな宿題があるので、僕に手がつけられるものから手をつけている夏だ。

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子どもたちの秘密

楽しかったこと、悲しかったことをシェアできる相手がいることと、親密な相手や集団においても「わたしだけ(あるいはわたしたち二人だけ)のナイショ」を抱えられることは、同じだけ、いやもしかすると後者の方が大切かもしれない。

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ポートレート的ポートフォリオ

これまで書いてきたもののうち、よく書けたと自分で思えるもの、良い評価をいただいたもの、本の単位に綴じられたもの、これまで関わった企画・プロジェクトのうち、クレジットされている、あるいは自分の関与・貢献を述べて差し支えないもののなかから、特に作家/インターミディエイターとしての資質をよく発揮できたと思えるものを、リンクと共に掲載しています。

仕事のポートフォリオでもあり、これまで〜現在(2024年8月時点)の私のポートレート(自画像)に替わるテキストたちです。

固有の身体を持つ私たちが、異なり合いながら重なり合う、小さく新しく多様でありながら広く旧く普遍である、そんな物語を掬って紡ごうと思い、日々、書いています。

異なる世界の「あいだ」に立ち、対話と協働を促すこと、個人やチームのありたい姿や、事業が創り出そうとする価値を、言葉と物語を通して、共有可能なビジョンにしていくことが、ビジネスやプロジェクトにおいて、私が特に価値を発揮できる領域です。

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障害を「経営」するーケア/労働/なりわいとしての重度訪問介護 鈴木悠平・慎允翼・伊藤亜紗(録画・文字起こし)

2024年6月10日にZoomで収録した、鈴木悠平・慎允翼・伊藤亜紗のトーク録画と文字起こし。

終わりのない日常を、離れられない身体を、ままならない痛みを、障害を、どうにかこうにか「経営」していく、そのプロセスでは何が起こっているのか。

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立岩先生のこと

立岩先生は自分でもたくさん書く人だったが、歴史を遡って書くべきことを書き記していくには到底一人では間に合わないこともよく分かっていたからからこそ、後進の教育と、数多の資料のアーカイブ(それは仕事を引き継ぐ誰かが現れたときの結節点・参照点となる)に力を入れてきたのだろう。

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